エトセトラとエトセトラ
人間の頭がどんどん冷やされて
反比例して過剰に生きてゆく僕ら
キラキラを身に纏っているだけで
幸福をかみしめていたはずなのに
隣で、隣の隣で、
流れ星か怪盗にでもなっている気分
恋人とか友達とかは幻覚あるいはまぼろし
確かなのはわたしの痛みを訴える
ヒールの中のつま先だけだった
足音が街に響いているから
「わたし此処にいます」
真夜中の都会は意外と生きているのに
朝一番最寄りのホームは死んでいる
朝を選ぶだなんてセンスがありますね
もう二度と、生きていけないような感覚
今年の冬こそ死を覚悟している
同じ歌も同じ詩も同じ時も存在しないから冬。
冬に神様が生まれたからわたしの命は動揺する
生誕祭を執り行いサクッと死なないようにいよう
僕ら幸福の先で待ち合わせしようね
メリークリスマス