東京シティ[夜の部]

 

美しい夜が幾重にも重なる東京シティ

 

躓くなんてナンセンス

 

小石を拾ってステップ踏んで

 

ワン、ツー 幕開け夜は盛り

 

東京わたしは水の底

 

水面近くに浮かぶ月

 

ゆらぐ きらめき きらめくは

 

星の代打、ビル群です

 

みんなで星座を作ろうよ

 

言葉と夜風ときらめきと

 

誰もとまらぬこの指とまれ

 

仕方ないのでひとり遊び、奮闘中

 

塗りつぶされたスクリーンの下にて

 

サンドイッチの具みたいに並んだハッピー 

 

僕たち人間 人間だから

 

全ては映画のワンシーン

 

キラキラした宝石箱のど真ん中

 

讃えることしかできない僕の君との記憶は

 

どこを抜いても映画になるって君は知っている

 

美しい夜が幾重にも重なる東京シティ

 

これだから君のこと、嫌いになれないまま

 

東京シティ[夜の部]これにて閉幕〜!

 

 

 

星になり損ねて今世は仕方なく貴方の隣に人として居る

 

じんわりじっとりした夜に

 

肩を並べるn回目

 

並んでお酒を飲んだって

 

並んで歌って話しても

 

その距離、永遠!と観測されました

 

断片的星座のごとく交わされる言葉

 

宇宙に散らばった残骸みたいな会話

 

”居心地悪そう”の解を求めて

 

本屋にはびこるお化けになる日

 

「永遠」を埋められないままでいる僕ら

 

訂正、わたしです

 

永遠かけてもたどり着きそうにもない

 

星になりたいそうしたら永遠に近づける?

 

流れ星が消えないうちに三回ね、

 

声にするのだと神様が言っていた

 

お願い事の作法です

 

星になりたい、星になりたい、ほし、

 

消えてしまったので当分人間をやる他ないらしい

 

仕方ないない、致し方ない

 

記憶を懐古するなんて人間の悪いくせ

 

おかげでわたしの人生地獄なの

 

「君は幸福そうだね」

 

君もまた、幸福にいることを知らずして

 

足元は暗くて見えない僕ら、に

 

似ている海の近くのあいつ

 

来世は灯台になるかもしれません

 

メイビー冗談怒んないでよ

 

 

 

飽きるほどいろんな女と花を見る

貴方と桜は一生見ない [夏編] 

 

 

 

 

 

 

 

#tanka2

 


住む予定のないアパート見たりして
そこでの春に想いを馳せる。

生きたくも
死にたくもなる
ぬるい夜
これこそが春
わたしの好きな

死なずして貴方の記憶に留まれる
のであればどれ程よかったか

もう二度と会えない距離でいたかった
会えば捨てそびれる恋心

吸い殻の消え損ないが燃えている
最後の恋を燃やすみたいに

飽きるほどいろんな女と花を見る
貴方と桜は一生見ない

哀しみを集めた花束あげたとて
君は知らずに枯らすのでしょう

なりふりを構ってられない恋ならば
いい思い出になっていたのに

五月にてめまいがするほど暑い夏
八月になれば消える運命

電線で分断された満月の半分でさえ綺麗と言えず

散らばった吸い殻みたい
あなたが見て見ぬ振りする
わたしの気持ち

コートを一枚ぬぐたび軽くなる足取り
今日は散歩に行こう

眠れない夜にジムノペディ聴く
君のおかげで眠れない夜

切り取った世界が似ていたから
きっと気が合う僕ら
多分メイビー

雨粒でぼやけた街灯まんまるで
月が並んだ帰りの夜道

笹の葉の窓があるのでエブリデイ
願いあふれるやさしいお家

願わくば枕になりたい
変わるたび眠れなくなる
君の枕に

あっ、ちょっと、
毛布をとられて冷えた手で
君のほっぺたやさしくつねる

信号が赤になったら
サヨナラを告げるんだ
青、青、あお、
あ、赤

指先で、はりついた前髪をすくう
みたいな距離でいたい君と。

一瞥もくれてやらない
「かわいい」とたやすく言えぬ関係につき

「かわいい」と言われた下着を身につける
貴方以外に抱かれるために

しあわせはクリーム色した甘い味なので
糖分とりすぎ注意

ふたりには戻れないから
昼下がり 波打ち際をひとりで歩く

スカートのすそをゆらした
遠い日の僕らおそらく春風だった

雨降りの曖昧模糊たる昼さがり
巻き戻し見た映画のような

期限切れの恋を咀嚼する 誰もいない朝食 君は幻

同じ傷ついてたら嬉しいだとか
思うのは少し悪趣味かな

運命を信じていれば僕たちは
季節みたいに出会えるはずだ

移りゆく季節さながら
生き延びた先の春にて再会しよう

梅雨だって春夏秋冬四季の中
いれてもいいと思うけどどう?

ねむたげな君の手を引き見た海の
青さがきっと青春の色

地中海あたりに住みたい 白い街
黒い猫 わたし 君で暮らす

停滞しているの君もわたしもね
前、後ろ、前、ゆらりゆられて

「何食わぬ顔しないでよ、畳のあとがついてるわ」
「えっ嘘」
「嘘よ」

つづきのつづきの続きをセーブする
貴方のためにしおりを贈る

 

 

 

目を通して頂き誠に有難うございます

また、何処かで。

 

special thanks: なっと

 

 

 

 

 

 

世界詩

 

何もかもを理解する日は来ない

 

雨が降ったり晴れたりして

 

音楽が生まれては消えていく

 

記憶はいくつものエトセトラ

 

結びつかなければゼロに等しい

 

百年後、僕らはもうこの世界にはいない

 

永遠なんてないから愛しい僕らの命

 

美しい何もかもは消えてゆくから美しいのだと

 

気づいて絶望した感情でさえも

 

美しいと思うのです

 

半径何とかキロメートルが

 

僕らの世界の全てだから

 

何もかもが偏った世界の断片だね

 

 

もう戻れない見たこともない過去に

 

エモーショナルを感じながら

 

生きることを考える

 

だって僕たちは生きているから

 

言葉は簡略化する恐ろしいものだと

 

どれだけの人が理解しているのだろう

 

わたしの心の詳細は

 

わたしの中にのみ存在しています

 

あなたの心の詳細は

 

あなたの中にのみ存在している

 

かなしいにも種類があって

 

楽しいにも種類がある

 

それがわからない君と

 

分かり合える日は永遠にこないんだよ

 

 

世界が滅びるかもしれない

 

 

君がこの世界から消えるかもしれない

 

 

わたしがこの世界から消えるかもしれない

 

いくつものかもしれないが

 

この世界を象っている

 

つまりは不安定の上の安定です

 

拝啓 世界という言葉に簡略化された全てに

 

愛を込めて

 

滅びの瞬間を待っている

 

 

五十音の別れの詩

 

会いたくて会えないままで眠れずに

幾度となく寝返りする

後ろめたさが包み込み

エンドロールは終わらない

おかしくって笑っちゃう

 

雷さまがご登場

気分屋だから気をつけて

クラスメイトのざわめきも

結構遠くに聞こえるな

このまま消えてしまうかも

 

さかなだったのわたしたち

知らないでしょう

澄んだ空気の雨の日限定だから

せっかくだから次回はさ

そういう日に待ち合わせしよう?

 

立ちすくんだ時

ちょっとだけ

つまづきながら

手を引いてなんでもない顔をして

途端に安心 好きみたい

 

なんて冗談全部嘘

二度見しないで嘘だって

ぬるい風が頬を撫で

ねむい ねむたい まどろんだ

飲みかけのジュース微炭酸

 

白昼夢です 全てはね

暇つぶしの一つなのよ

ふふ、びっくりしましたか

変な顔してないで

ほら、

 

待たずに置いて行っちゃうよ

ミッドナイトの逢瀬は

無印なのですしっかりと

目をそらさないでいてちょうだい

もうこれで最後だから

 

約束を守れないまま

ゆらゆらと生き延びて

四度目の春

 

ランチはお一人様なのです

立派な大人になったので

ルールもきちんと守れます

礼儀正しく大人しく大人らしくて

論理的

 

わたしは君にさよなら

を、言えないままでお別れね 

ん。

 

 

 

天国で待ち合わせ

 

さみしさを世界中から集めたらきっと素敵な花束ができる

 

でもさみしさのない世界なんて超退屈だからやめよ

 

陽気な貴方は夏なので冬に生きる君は美しい

 

いつも見えてるわたしがわたしだと思ったら大間違いです

 

隙間の時間も大切になんて言うから丁寧に暇を潰そうね

 

ねえ、潰すなんて丁寧じゃなかったかしら

 

ランドセルを背負っていた頃の

 

温度が思い出せなくなりました

 

多分大人になったんだろうといった君の横顔は

 

まだもう少しだけ少女だったから安心して眠れます

 

[すいみん]柔らかくて眠たげで意味を帯びているから好き

 

気軽に好きなんて振りまいていたから

 

前がわからなくなっちゃった

 

「ただいま」と「おかえり」

 

あと何度繰り返すことができますか

 

髪の毛の先まで込めた思いも毛先が痛んだからおわり

 

林檎みたいな真っ赤な夕方の空気

 

何度も吸い込んでいるのに

 

まだたどり着くことができないみたい

 

良いことばっかり数えても悲しくなる一方だと気づいたのは

 

真夜中と早朝の間の時間でした

 

たいくつなのは君がそう感じるせいだなんていうから

 

わたし目がどんどん見えなくなって怖いの

 

のびきった猫になれたとて来世も君と友達になれないなら

 

あんまり嬉しくないかもしれないや

 

約束事が増えたら身動きが取れなくなるよと

 

教えてくれた貴方と交わす唯一の約束

 

九時になったらタイムオーバーにしちゃうけど

 

それでもいいですか

 

雷鳴り響く昼下がりの気分の高揚

 

海辺でステップをふむ時と似ている

 

るんるんるんと洒落込んで

 

ここらでおいとまいたしましょう

 

うんと素敵なハッピーが貴方に訪れますように

 

祈るフリばかりしているから神様に

 

目を瞑ってもらわなきゃ天国に行けるか不安だけど

 

君が神様になったらノープロブレム

 

無色透明のロンググッドバイ

 

いつまでも終わらない終わりの

 

始まりでしたとさ

 

 

 「ながいしりとり fin.」

 

 

 

 

 

ご機嫌日記

 

待ち合わせは結局一時間半遅れ

 

電車の中で飲んでいたカフェラテが

 

こぼれ て た ぽたり  まる

 

三マス戻って一回休みたい気持ち

 

を、抑えてポケットティッシュ

 

鞄から取り出して

 

「女子力高い〜」

 

なんてふざけた君のセリフがフラッシュバック

 

そんなことより指を絡めて抱きしめられたいのに

 

分からず屋のフリをする君の分からず屋に

 

気づかないフリをするわたしは

 

分からず屋ですかわかってるよごめん

 

本と珈琲と本と本と本を目の前に

 

もくもくもくと並んで読み続けたから

 

君とわたしは気があうんだと思う

 

適当なんかじゃないよ多分おそらくメイビー

 

本屋さんを探していたら飛行機の滑走路みたいなとこに

 

たどり着いてしまった、のでわたし走りましたぴゅーん

 

急な方向転換が得意なので地下一階でプリクラ撮影

 

コイン二枚ずつで完成する

 

インスタントかわいい #アオハル

 

タイミングよし子ちゃんな僕らなので

 

するりとおしゃれなバーへたどり着いた

 

帰り道雨が降って寒かったので

 

#アメハレ(テホシイ)

 

ご機嫌であったかい気持ちが

 

〇・五秒で冷やされたので

 

寄り道 道草 散歩道

 

カランカランとハシゴして

 

本と煙草とお酒だなんて

 

不良娘に育ちました

 

終電車に君がいるわけもなく

 

インスタグラムで寒さを共有

 

コンビニのお兄さんは今日も

 

かっこよかったのでいい夢が見れそう

 

 いくつもの眠れない夜におやすみ

 

 ご機嫌でハッピーな一日、これにておしまい。